耳鼻科　岡山県岡山市南区のみやはら耳鼻咽喉科　子どもの病院のかかり方

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「鼻水がとまらない・・・」。最近はよく効く抗生物質（こうせいぶっしつ：ばい菌殺し）がたくさん開発されていますが、たかが鼻水でどんどん抗生物質を使っていくとばい菌を鍛えて耐性菌（たいせいきん）を作る原因になってしまいます。耐性菌ができると肺炎や緊急手術といった本当に抗生物質を効かせたい時に効かなくなったりします。

さらに薬をのんでいても、保育園や幼稚園に通っているとカゼの移し合いでとくに通園して半年くらいはしょっちゅう鼻水が出やすく、鼻水が続くと特に２才以下のお子さんは耳が痛くなったり高い熱が出る急性中耳炎になりやすいのです。

夜泣きがひどいと親御さんも寝不足で次の日の仕事に差し支えます。さらに熱が出ると登園自体できなくなる・・・。これは非常に困るので、鼻水といえどもしっかりコントロールしておきたいです。

では、どうしたらいいか？

鼻は体の表面にあるので、耳鼻科で鼻をきれいに吸ってもらったうえで鼻にいい薬の入った蒸気の治療（ネブライザー）を受けることをお勧めします。抗生物質は長期間服用させたくないので（どんなに長くても連続してだと１種類につき２週間まで）、あえて抗生物質は使わず、鼻水止めだけのんでネブライザーで治療をしていくという手もあります。

だらだらと抗生物質をのむのだけはしないようにしましょう。